これで安心!不動産売却の基礎知識や手順、注意点を徹底解説 | 全日本不動産協会 不動産保証協会 埼玉県本部

宅建業コラム

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これで安心!不動産売却の基礎知識や手順、注意点を徹底解説


不動産売却には、売却価格や期間・手続きなど、検討しなければならない点が多く、注意深く進めていかなければなりません。ここでは、不動産売却の基本的な知識・手順・注意点などについて、わかりやすく解説します。

不動産売却の基礎知識!売却の方法について

不動産売却には、大きく分けて「不動産仲介」と「不動産買取」の2つの方法があります。
不動産売却の基礎知識!売却の方法について

1. 不動産仲介

不動産会社が売主の代わりに不動産購入希望者を探すのが「不動産仲介」です。不動産会社は売主と媒介契約を結び、買主を探します。

売主のメリットは、相場価格で売却しやすく、複雑な手続きや書類作成などを不動産会社に一任できること。不動産会社の仲介により、売主の安全性が保てたまま契約を締結できます。

仲介に入る場合の手数料は決まっており、「売却価格×3%+6万円+消費税」です。(2023年9月現在)

2. 不動産買取

不動産会社が売主から直接物件を購入するのが「不動産買取」です。不動産買取における売主のメリットは、短期間で不動産売却できる点。不動産会社と売主の双方が合意すればすぐに売却でき、仲介手数料も発生しません。

買取後、ほとんどの不動産会社は、リフォームやリノベーションなどを行って再販するため、その費用の分、買取価格は不動産仲介に比べて安く設定されているのが通常です。

不動産売却の基礎知識!売却の流れや期間について

不動産売却は意外と時間がかかるものです。ここでは、不動産売却の流れや売却完了までにかかる期間について解説します。

不動産売却の流れ

一般的に、不動産売却までの流れは、以下のようなステップとなります。

1. 不動産会社へ査定依頼
2. 不動産会社を選定・契約締結
3. 不動産の売り出し
4. 不動産の決済・引き渡し

売却主から複数の不動産会社に対し査定を依頼。その後、査定依頼した不動産会社の中から仲介または買取を依頼する一社を選定し、契約締結を行います。不動産の売り出しを行い、条件がまとまったら決済と引き渡しです。

不動産の売却完了までにかかる期間

不動産査定から引き渡しまでには、おおよそ半年。比較的、戸建てよりマンションの方が早く成約するケースが多いですが、売却完了までに1年近く必要となるケースもあります。

不動産売却の基礎知識!必要な準備や費用について

不動産売却を行う際には、事前に準備すべき書類やさまざまな費用が必要です。こちらでは、不動産売却時の必要書類や諸費用について解説します。

不動産売却時の必要書類

不動産売却において必要となるのは、主に以下のような書類です。いざというときに慌てずに済むよう、必要書類を確認して、事前に準備しておきましょう。

・ 登記済権利証
・ 測量図・建築図面
・ 固定資産税納税通知書
・ 建築確認済証・検査済証
・ 境界確認書・地積測量図
・ 維持管理費用書類
・ 管理規約書類

不動産売却にかかる費用

不動産売却で必要となる費用としては、仲介手数料や譲渡所得税、印紙税が挙げられます。また、場合によってはハウスクリーニング代や解体費用が必要となるケースもあります。

トータルでかかる費用の目安としては、売却価格の3〜4%程度、物件によっては5%程度が必要となると理解しておくと良いでしょう。

不動産売却で失敗しないための注意点!

不動産売却の基礎的な知識や一連の流れを理解したあとは、実際に売却をする際の注意点を押さえておきましょう。
不動産売却で失敗しないための注意点!

不動産売却の相場を把握しておく

納得のいく売却活動を進めるには、不動産売却の相場を調査し、把握しておかなければなりません。相場よりも高すぎる価格で売却価格を設定すると、売れ残ってしまう可能性が高くなります。

反対に、相場より低すぎる価格を設定すると、本来ならばもっと高く売却できた物件を安く売却してしまうことになります。同じようなエリアの物件、同等の条件の物件はどの程度で売却されているのか、まずは相場を把握しておきましょう。

不動産売却のベストなタイミングを見逃さない

不動産が最も高値で売却できるタイミングを理解しておくことも大事です。

一般的に、1〜3月は進学や就職などをする方が多く、新居を探すタイミングでもあり、年間で最も不動産が売れやすい時期は、年度末になります。一方、新年度や新学期の時期である4月に入ると、不動産売買が行われにくいため、売れにくい時期と言えます。少しでも高値で売るためにも、ベストなタイミングを逃さないようにしましょう。

売却目的や物件に応じた媒介契約を検討する

不動産売却を不動産仲介で行う場合、媒介契約を締結します。媒介契約には、主に「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」の3種類があり、それぞれに内容が異なります。

たとえば、「一般媒介契約」であれば複数の不動産会社と契約を結ぶことが可能ですが、他の2つの契約では、他社との契約締結が認められません。また、契約期間が定められていたり、国土交通大臣が指定した不動産流通機構(レインズ)の登録義務の有無など、さまざまなメリット・デメリットがあります。

失敗しない売却活動を行うためには、売却目的や物件に応じた契約内容を選ぶことが重要です。

不動産売却の成功には基本を抑えることが重要!

初めて不動産売却を行う持ち主は、さまざまな不安を感じるものです。しかし不動産売却の基本をご案内すれば、納得のいく売却活動を進められることでしょう。

売主が後悔することのないよう、流れを共有して余裕のあるスケジュールで進めてみてください。

公益社団法人全日本不動産協会 埼玉県本部 公益社団法人不動産保証協会 埼玉県本部

内閣総理大臣から「公益社団法人」として認定を受けた業界最古の全国組織である公益社団法人 全日本不動産協会埼玉県本部・公益社団法人不動産保証協会埼玉県本部は、埼玉県下全域で5つの支部がある宅建業者約1,870店舗の会員で構成する団体です。

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