宅建業法一部改正の法律案が衆議院本会議で可決されました | 全日本不動産協会 不動産保証協会 埼玉県本部

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宅建業法一部改正の法律案が衆議院本会議で可決されました

更新日:2016年04月28日

平成28年4月28日、衆議院本会議において「宅地建物取引業法の一部を改正する法律案(内閣提出第34号)」が

可決いたしました。今後参議院にて審議されます。(法律案概要はこちら

 

宅地建物取引業法の一部を改正する法律案(内閣提出第34号)の概要

本案は、既存の建物の流通を促進するとともに、宅地又は建物の買主等の利益の保護を図るため、宅地建物取引業者に対し、建物状況調査を実施する者のあっせんに関する事項の媒介契約書への記載、建物状況調査の結果の買主等への説明等を義務付けるとともに、宅地建物取引業者を営業保証金等による弁済の対象から除外する等の措置を講じようとするもので、その主な内容は次のとおりである。

一 既存の建物の取引における情報提供の充実

1.宅地建物取引業者は、既存の建物の売買又は交換の媒介の契約を締結したときは、建物状況調査を実施する者のあっせんに関する事項を記載した書面を依頼者に交付しなければならないこと。

2.宅地建物取引業者は、既存の建物の取得者又は借主となる者に対して、当該既存の建物の売買、交換又は貸借の契約が成立するまでの間に、宅地建物取引士をして、建物状況調査の結果の概要並びに建物の建築及び維持保全の状況に関する書類の保存の状況について記載した書面を交付して説明をさせなければならないこと。

3.宅地建物取引業者は、既存の建物の売買又は交換の契約が成立したときは、建物の構造耐力上主要な部分等の状況について当事者の双方が確認した事項を記載した書面を当事者に交付しなければならないこと。

二 営業保証金制度等の改善

宅地建物取引業者と宅地建物取引業に関し取引をし、その取引により生じた債権に関し、営業保証金又は弁済業務保証金について弁済を受ける権利を有する者から、宅地建物取引業者を除くこと。

三 宅地建物取引士等に対する研修の充実

1.宅地建物取引業保証協会は、全国の宅地建物取引業者を直接又は間接の社員とする一般社団法人に対して、宅地建物取引士等に対する研修の実施に要する費用の助成をすることができること。

2.宅地建物取引業者を直接又は間接の社員とする一般社団法人は、宅地建物取引士等がその職務に関し必要な知識及び能力を効果的かつ効率的に習得できるよう、体系的な研修を実施するよう努めなければならないこと。

四 施行期日

この法律は、公布の日から起算して一年を超えない範囲内において政令で定める日から施行すること。ただし、一に関する規定は、公布の日から起算して二年を超えない範囲内において政令で定める日から施行すること。

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