昨日、大宮ソニックシティー小ホールにて、「消費者のための不動産セミナー」が開催され、そのメインゲストとしてニュースキャスターとして有名な辛坊治郎氏が講演しました。
テーマは「ニュースの裏側 これからの日本経済」ということでしたが、さすがに人気キャスター、開口一番「私の景気予測は外れたことが無い!」と話しビックマウスぶりを発揮しました。
何でも氏は年末にはその年の初めの経済紙を、関西のテレビ番組「けして笑ってはいけない」を見ながら、見直し、年の初めに経済の専門家が年頭に発言した「経済予測」を検証するのが例年の慣わしだそうで、それを行った結果は、毎年、各経済専門家と称する人たちの「景気予測」はことごとく外れだったそうです。
辛坊氏によれば、一昨年に氏が行った講演を聞いていた人たちは今年の株高で大儲けをしていたであろうと申されました。
アベノミクスに関しては、今のところはアメリカの経済政策とも合致し、運よくうまくいったが「第三の矢」で何を放つのかが鍵になるそうです。
経済などの話のほか、いろいろな興味を引く面白い話をされ特にヨットで鯨に衝突して遭難し海上自衛隊に助けられた話などは大爆笑で会場は大いに沸きました。
この言葉だけ覚えていけばきっと役に立つということで話されたのが「テーパリング」という経済用語です。意味は円錐形の先端というようなことですが、日本では「出口戦略」と訳されていて余りよくない訳だと氏は申されていました。
今アベノミクスで超金融緩和が実施され日銀が紙幣を印刷して国債を買いまくっている状況です。アメリカも同様の政策を行っていましたが、アメリカでは景気が落ち着いてきたため引き締めに舵を切りつつあるそうです。ところが、日本では景気の状況に不安があり、引き続き緩和を継続しており、アベノミクスの第三の矢で何を打つかが注目されております。
氏は、ここでレーニンの言葉を引用されました。「国家を破壊するには、通貨を破壊すればよい。」
このまま緩和を継続し続ければ、いずれは急激なインフレになり円の価値が急落し国民生活がままならなくなるということを言っておられるようです。
筆者は、昨年末「アベノリスク」という本を読みましたが、この本の中では財務省が従来独立権限を持っていた日銀をコントロールするようになってしまったとありましたが、阿部政権はいつ「第三の矢」を放ち「テーパリング」により景気を安定させることができるのでしょうか。
辛坊氏は、第三の矢については、日本の技術力の発揮を抑えている様々な規制の撤廃ということを示唆しておられましたが、いかがなものでしょうか。
辛坊治郎のメルマガ(有料)を見ればもっと良く理解できるのでしょうか。
最後に、通貨の価値が下落したときは価値の変わらない特に首都圏の「不動産」だと落ちを付けておられました。また、ヨットで遭難したときの事例では国土交通省の規制によって助けられたと話され、会場は爆笑の渦と化した次第です。(以上中島取材)