9月12日(水)特別ゲスト「登山家 田部井淳子氏」をお迎えし「消費者のための不動産セミナー」が開催されました。 | 全日本不動産協会 不動産保証協会 埼玉県本部

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9月12日(水)特別ゲスト「登山家 田部井淳子氏」をお迎えし「消費者のための不動産セミナー」が開催されました。

更新日:2012年09月13日

 

登山家  田部井淳子 氏                                            

今回は、女性でエベレストの登頂に成功し、NHKテレビで「登山」をテーマにした番組でも有名な川越在住の田部井淳子氏に講演をお願いしました。

福島県三春町出身の氏は、現在講演執筆活動のほか、昨年の東日本大地震の被災者向けに軽登山を中心とするハイキングに招待する活動を続けておられ、普段あまり外出をされない被災者の方々が山頂を征服したり、露天風呂でリラックスしたりしたときの見せるすばらしい「笑顔」の中で、再出発に向けての希望や自信を取り戻す手助けをなさっているそうです。

大自然の中での活動は、人々に活力を取り戻す効果があるのでしょう。

ユーモアを交えたお話は大変示唆に富み300名を超える聴衆が感じ入った様子が分かりました。

また、富士登山などをするときの心構えとして、車で5合目に到着早々登山を始めるのでなく数時間標高2500mの気圧に馴れてから登りはじめると良いとか、高山病予防で耳たぶや首のリンパ節をマッサージすると良いとか、真水も持参するようにとか、いろいろとご教示をいただき、これから登山をするのに大変役立つと思いました。

氏が登山のときに持参する干し柿としその葉のおやつをヒントに、岐阜の和菓子屋さんが商品化したなどというお話も興味深く聞かせていただき50分の持ち時間はあっという間に過ぎてしまいました。

人間が、山の大自然にふれることにより、身体ばかりでなく心も癒され、沈んだ心が再生するのだということと、自然に適応するための様々なテクニックを教えていただき、これからの人生に生かして生きたいものだと思いました。
田部井氏が被災者の方々を既に30回以上も登山などに招待し、人々が希望と笑顔を取り戻すのに尽くされていることを知り、頭が下がる思いです。

会場となった大宮ソニックシティ小ホールは約300名の方の参加により盛況でした。

 

 

埼玉県都市整備部建築安全課宅建相談指導担当主査 大塚健司氏

 

「相談事例から見る不動産取引の注意点」 について分かりやすいお話をいただきました。  

 

大宮税務署長 小林 又次郎氏

国税に関しては、全国 12局 520署 52000名の人々が年間2870万件に上る案件を処理しているとのお話を伺い、

忙しい大変な役所だという印象をもちました。

テレビドラマの「ナサケの女」や「とっかん」も引き合いに面白おかしく、税務署の仕事の現況についてお話をいただきました。

税務署はとかく敬遠しがちなお役所ですが、こういう方がいるなら、交番で道を尋ねるように、税務について気軽に教えていただけるだろうと思った次第です。

最後に行われたQ&Aコーナーでは

特に、「外国人に不動産を売却した場合の問題点」が特に印象に残りました。

外国人に不動産を売った場合、後記の場合を除いて、売主に譲渡所得税の源泉徴収義務があるそうで、代金を全額払って買主が譲渡所得税を払わなかった場合、売主の日本人がその税金を払わなければならない。つまり税金の二重払いのようなリスクが発生するとのことでした。

個人が自己の居住用不動産を1億円以下で売った場合は源泉徴収義務を免れるとのことです。

こんなケースは滅多に遭遇しないとも思いますが、どこに災難が待ち受けているか分かりません。この問題の答えをを知っただけでも、このセミナーに参加した甲斐があったと思いました。

 

                 

主催者挨拶をする 菊田邦彦 全日埼玉県本部 本部長

大役を果たして閉会挨拶をした後の 小泉保之 全日埼玉県本部 教育研修委員会 委員長

 

               

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