事務所を設置する際に、最も重要になるポイントのひとつが場所選びです。
事務所を設ける場合は、どの辺りのエリアで営業するかを事前に熟慮した方がよいでしょう。
そこで、場所選びの際にチェックした方がよいポイントをいくつかお教えします。

沿線・駅で選ぶ

毎日数多くの人が利用する駅は、場所選びの際に欠かせないチェックポイントです。また駅だけではなく、沿線や利用者のタイプなども忘れずにチェックしましょう。

駅から徒歩圏内

駅利用者をより多く呼び込むためには、駅の近くに事務所を開設することが望まれます。できれば駅から徒歩圏内の場所を選びましょう。

2路線以上が交わる駅

単路線に比べて、より広範囲のエリアや客を扱うことができます。事務所へのアクセスなど利便性の面から考えても、複数の路線が交わるターミナル駅周辺は魅力的な場所といえるでしょう。

沿線の性質を考慮

「都市部への通勤に利用する人が多い」「大型テーマパークへ行くために利用する人が多い」など、沿線ごとに大まかな特徴が出ている場合があります。自分がターゲットにしたい客層と沿線の性質を、一度照らし合せてみましょう。

人気のエリアで選ぶ

人気の高いエリアは非常に魅力的ですが、その一方で、競合他社が多いエリアであるとも考えられます。
インターネットや雑誌、公的機関などさまざまな情報源をa活用して、自分が扱いたいエリアをしっかり吟味しましょう。

雑誌やWebサイトのランキングを参考にする

人気のエリア情報を収集する際に参考となるのが、不動産情報会社が運営するWebサイトや住宅情報誌などです。こうした媒体には「人気エリア特集」「住みたい街ランキング」など、顧客動向がひと目で把握できる特集がよく掲載されています。

再開発エリアに着目する

単路線に比べて、より広範囲のエリアや客を扱うことができます。事務所へのアクセスなど利便性の面から考えても、複数の路線が交わるターミナル駅周辺は魅力的な場所といえるでしょう。

沿線の性質を考慮

将来的に地域の活性化が見込める都市・市街地再開発エリアに着目するのも一手です。必ず人気が出るとは限りませんが、こうした開発計画を都市整備局などで調べてみるのもいいかもしれません。

さらにエリアを絞る

ある程度エリアを決めたら、さらにそこから範囲を絞っていきましょう。基本的には事務所周辺を営業エリアとしますが、他にも効率的なエリアの絞り方があります。
例えば、電車利用がメインとなる都市圏の場合、「駅徒歩15分以内」という条件が重要視されることが多いため、「80m(徒歩1分の距離)×15分=1.2km」と考え、ある程度の余裕を持たせて駅から2km以内の範囲を営業エリアにするやり方もあります。
ただし、車移動がメインとなる地方に関しては、必ずしも駅近が望まれるとは限りません。その場合は、大型ショッピングモールなど地域の中心となる基点を決めてエリアを絞ってみるのもよいでしょう。